【実録】コロナ禍・ワーママ転職「正社員」採用までに行った3つのこと

こんにちは。コロナ禍にワーママ転職をし、現在、希望職種にキャリアチェンジし正社員として働いている「ここまま」です。

この記事では、私が実際に正社員として採用されるまでに行ったことを、3ステップで解説していきます。

これから転職したい、正社員になりたい、仕事を始めたいと思っているワーキングマザーのあなたの参考になれば幸いです。

登録していた人材紹介会社で一般派遣にエントリーした

悩むママ
え!?正社員採用のノウハウを知りたかったのに、一般派遣として働いたの?私は正社員として転職したいんだけどなぁ。
ちょっと待って!最終的には正社員で採用されキャリアチェンジにも繋がったんです。正社員で転職したいけど、なかなか採用に至らない…本記事はそんな転職ママさんにこそ読んでいただきたいのです。
ここまま

事前に複数の人材会社に登録しておくべし

まず、私が転職活動に要した期間は3ヶ月間でした。

理由は、在園している保育園で転職活動に掛けられる期間が3ヶ月間と定まっていたからです。3ヶ月以上無職の状態が続くと、退園しなければなりません。

初めに書いておきますが、私も当初は、正社員以外に転職するつもりはありませんでした。

当然ながら一般派遣での就労はハナから検討外でした。
ここまま

前職在職中からいくつかの人材紹介会社にいくつか登録し、早め、早めのスタートを切っていたつもりでした。

しかし、コロナ禍で求人数が減少し、ワーキングマザーということもありそもそも条件に合致する求人が少なく、転職活動に時間がかかっていたのです。

そんな中で保育園退園のタイムリミットも迫り、渋々ながら、一般派遣の案件にエントリーしたというわけです。

まさか後に志望していたあらゆる条件が叶う転職活動になるとは、この時は思ってもみませんでした。
ここまま

最初の条件にこだわりすぎていたら、今ごろ保育園を退園するハメに陥っていたかもしれません。

時には視点≒条件を柔軟に変え、諦めずにチャレンジできたことが今回の結果に繋がったと思っています。

ここまま
これから転職される方には、いざという時にあらゆる選択ができるよう、あらかじめ複数の人材会社に登録しておくことをオススメします。

就労に繋がった人材紹介会社はどこ?

私がエントリーした人材紹介会社は、正社員案件と派遣社員案件を同時に扱っていました。
ビー・スタイルスマートキャリアという人材会社です。

就労が決まった一般派遣の求人にエントリーするため、私が行ったのはたった2つ。
(1)求人を検索し、(2)エントリーボタンをポチッと押すだけ、です。

既に正社員の求人も探していたため、平行して派遣求人にもかんたんに応募できた、というわけです。

メモ

大抵の人材紹介会社において、会員登録はほぼ必須事項です。
(アルバイトや単発の求人媒体は除く)
会員登録時に人材紹介会社独自のフォーマットに学歴から入力していく作業が発生します。
時間に余裕がある時に済ませておきたいものです。

さらに、人材紹介会社の中には、会員登録後、担当者との面談などが必要なケースもあります。
ここで日数が掛かってしまうと、求人受付がクローズしてしまったり、転職したい時期に間に合わなくなってしまうことも少なくありません。

ここまま
転職したいママは、(繰り返しになりますが)時間のある時にあらかじめ登録だけでも済ませておくことをオススメします。

選考から就労までに掛かった日数はわずか7日弱

ビースタイルでは2営業日で書類選考の結果が通知されます。
早く結果を出したかった私にはこの「スピード感」がありがたかったです。
次のステップに早く進みたかったですし、もしこれでダメなら、すぐに次の手を考えたかったので。

具体的な選考のスピード感

結果として、エントリーした当日に派遣会社から連絡があり、翌週には面談が決まり、その翌週には就労開始のスピード展開。
間に連休を挟んでいましたが、日数としてはわずか7営業日もかからずに就労開始ができました。

私・人材紹介会社・就業先の3つのタイミングが合致

一般派遣のためか派遣会社内での社内選考がなく、また就業先がすぐに働ける人材を求めていたタイミングも合致し、大変スムーズでした。

おかげさまでなんとか保育園をキープすることができました。

一般派遣の業務をこなした(3ヶ月間)

野心を捨て、初心に帰る!?

転職活動に苦労したことで、最初は「派遣だから一時的な腰掛けで働く」という野心は捨て、「とにかく仕事に就けて良かった」「保育園を維持するためがんばろう」という気持ちで就労を開始しました。
もちろん、社会人としての勤怠や勤務態度といったマナーを遵守し、このご時世に就労できた感謝をこめ、誠実に業務に従事しました。

結果としてこれが万事にいい影響を与えたように思います。

メモ

私の居住する自治体では、転職に伴う保育園の維持条件が厳しいです。(例えば転職後、数ヶ月分の給与明細の提出義務があるなど)
せっかく決まった就業先をすぐに辞めてしまっては、保育園も退園しなくてはならなくなります。
あなたの自治体ではどんなルールがあるのか、事前に調べておきましょう!

ただし、帰宅後や週末は正社員の転職情報を追いかけたり、他の人材紹介会社のオファーを検討したり、と水面下の転職活動を継続していました。
子供もまだまだ甘えたい盛りで、体力的にはとてもキツかったです。

希望する職務を担うチャンスを逃さず掴む

派遣就労時に私が担当していたいくつかの業務の中に、転職前の私が経験を積みたかった職務がありました。

私のこれまでの職務経歴では担当したことがない職務で、もしこの職務を経験できれば、将来的なキャリアチェンジ(職種変更)に繋がる内容でした。

もちろんさっそく手を挙げ、就労開始早々にその案件を任せてもらえることになりました。
その業務があったことで、一般派遣だからといって指示待ち状態に甘んじてしまうことなかったですし、自らモチベーションを維持しながら業務をこなすことができました。

継続は力なり、継続は信頼なり

就業先は私と同様に育児中の女性が多く、また同世代が集まっていました。
時短勤務でも気を遣う必要が全く無かったため、就業当初から働きやすく、育児という共通の話題があったため会話のきっかけにも困りませんでした。
業務内容そのものとは違う部分でノーストレスでいられたので、仕事には集中しやすかったです。

そして就業から3ヶ月が経つ頃、既存メンバーたちともいつしか良好な関係が築けていました。
私の場合は、代表(社長)を通して、既存メンバーからの評判を聞くことができました。
既存メンバーの皆からも私を仲間として受け入れてもらえたことがわかった瞬間は、とてもうれしかったです。

そんな日々のやり取りの中で、ふと、既存メンバーと雇用形態の話になった際のことです。
直接雇用にしてみたら?と、既存メンバー数名から勧められたのです。
わずか3ヶ月ですが、怠けず腐らず仕事に取り組んだことで、いつしか周囲からの信頼を築けていたのだと思います。

直接雇用を直談判した

ここまでの地道な積み重ねをこなし、就労開始から3ヶ月が経過する頃、自ら就業先の代表に直接雇用を相談しました。
会社の規模が小さかったため、代表とのコミュニケーションも図りやすく仕事がしやすかったことも、直接雇用への自分の気持ちを後押ししてくれました。

結果として、その場で直接雇用OKの回答をいただきました。
それから雇用条件の確認を経た後で、派遣契約の満期を待たずに正社員登用(採用)となりました。
当然ながら派遣会社も承諾済みで、穏便に切り替えを完了することができました。

コロナ禍・ワーママ転職、正社員採用までに行った3つのこと まとめ

私がコロナ禍、ワーキングマザー転職活動で正社員として採用されるまでに行った3つのことをまとめます。

時には視点≒条件を変えながら、諦めないこと

私は正社員という条件にこだわりすぎず、一般派遣経由という回り道をしましたが、結果として正社員として採用されることができました。
もし私が正社員求人だけに応募し続けていたら、ワーキングマザーの生命線でもある保育園を失っていたかもしれません。

転職活動は希望条件を満たす求人に就業するために行うものではありませんよね?
条件に惑わされず諦めなかったことが今回の結果に繋がったと思います。

また実際に働いてみてから、現在ご縁をいただいた就業先で正社員になることを自分で判断できたのも良かった点に挙げられます。

継続は力なり、継続は信頼なり

私が派遣社員として就業した期間はわずか3ヶ月ですが、3ヶ月間の継続は力になります。
ビジネスにおける継続は信頼です。

「しょせん一般派遣だから」といって受け身の姿勢でいたら、正社員に雇用転換されることはなかったでしょう。

自分のことなど誰も見ていないようでいて、自分が気が付かないところで案外見られているものです。
ワーキングマザーにも色々な働き方があり、家庭を優先しながら扶養控除内で働きたいママもいます。

もし私が指示待ちの受け身の働き方をしていたら、正社員として働きたいという気持ちは伝わらなかったでしょう。

今回、正社員として責任のある仕事をしたいと言葉にするだけでなく、勤務態度といった行動で示すことがいかに雄弁かを実感できました。
自分で勝ち取った信頼だからこそ、いま現在の私自身の自信にも繋がっています。

やって来たタイミングを逃さず自ら“チャンスを掴む”こと

転職活動はまさにタイミングです。

企業からの募集がなければ求人は発生しませんし、そのタイミングとあなたが転職したいタイミングが合致するとは限りません。
数が多くない限定されたポジションは、常に誰かとの競争です。
条件が多くなりがちなワーキングマザーの転職であればなおさら、狭き門になります。

転職したいあなた・人材紹介会社(利用する場合)・就業先企業のタイミングが合致する瞬間に出会えたのなら、そのめぐり合わせこそがご縁。
私が実際に経験した最中は無我夢中でしたが、今こうして振り返ると、まさにご縁に恵まれたのだと思います。

組織の中に入れば、人気がある仕事を誰がやるのかという競争が待ち構えています。
時にはやりたくない仕事に従事せざるを得ないこともあります。正社員であればなおさらです。

組織の中でやりたい仕事を獲得するのもタイミングです。
時機を読み、やりたい仕事に手を挙げチャンスを掴むのは、実は従来の私にとっては苦手なことでした。従来の私は空気を読みすぎたり、先のことを心配しすぎてしまう傾向があったためです。

ここまま
ワーキングマザー転職に成功したあの人にはご縁を掴むことができても、自分には難しいのかもしれない。順風満帆の中でずっと来たわけではなく、気弱になることもたびたびありました。

気持ちのどこかに“受け身”な自分がいたのかもしれません。

しかし退路を断たれた状態でワーキングマザーとして3ヶ月間の転職活動を行い、その後、一般派遣での3ヶ月の就業を経て正社員として採用された今では、自然と積極性が身につき、一連の経験が自信にも繋がっています。

これから、ワーキングマザーとして転職しようとしていたり、専業主婦から仕事を見つけたいと思っているあなたに伝えたいのはこの一言です。

ご縁は空から降ってくるものではなく、自分で作り上げるものです。
ご縁に恵まれるのも才能、いや、ワーキングマザーにとって大切なスキルの一つです。

ワーキングマザーの転職活動はまだまだ一般的ではなく厳しいものですが、自分の成長につながることは間違いありません。
これから転職したり、仕事に就こうとしているあなたがご縁に恵まれるよう、応援しています。

(1)時には視点≒条件を変えながら、諦めないこと

(2)継続は力なり、継続は信頼なり

(3)タイミングとチャンスを逃さず、ここだ!という瞬間に“掴む”こと

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