【実録】子持ち女性でも働きやすいハズの職場に復職したワーママが転職をなぜ決めた?

コロナ禍にワーママ転職をし、現在、希望職種にキャリアチェンジし正社員として働いている「ここまま」です。

この記事では、私が前職の条件を手放してまで、なぜ転職しようと決意したのかを書いていきます。

転職を迷っている、マミートラックにハマってしまった、復職後に違和感を感じているといったワーキングマザーのあなたの参考になれば幸いです。

悩むママ
育休前はこんなはずじゃなかった!
ママとして復職してみると、景色がまるで違って見えるよね。
ここまま

 

産休前は「景気は下り坂だが女性が多く働きやすい会社」

私の前職企業は、いわゆる業界の老舗で労働環境もホワイトな会社でした。新卒で就職し、定年まで勤め上げる女性も珍しくなく、ママ社員も多かったのです。
ちなみに私は、前職の会社に中途採用されて入社しています。

前職企業は中途入社でも産休・育休を取得し、復職している先輩ママも多数在籍していました。
私自身もそうしたキャリアプランを描くため、妊娠前のポジションでは業績アップに貢献し、好評価を獲得してきました。

そう、私、前職には長く勤めるつもりだったのです。
ところがママになって復職してみると、視点がガラリと変わります。

再び転職することになるなんて…

1年間の育休後、「不景気は相変わらずで、しかもママにとって居心地の悪い会社」に変化

元から下り坂景気だった前職企業は、私が1年間の産休・育休を取得している間に会社の景気はますます悪化していました。

お世話になった上司や先輩、育休からの復職を応援してくれていた人事担当者も退職していました。

印象が強かったのは、デキる人ばかりが退職していたことです。

一方の会社に残っていた人はというと

会社に残っていたのは、愛社精神がある方というより、ネガティブな方が多かったです。

具体的には、転職するエネルギーや実力のない方でした。

ランチではいつも愚痴や悪口ばかりだったのは残念でしたし、時短で帰った後に私も何を言われているのかわからずモヤモヤすることばかりでした。

他のママ従業員の多くが、家に仕事を持ち帰り、チャットツールを片時も離さず会話を行い、常時会社と繋がっている姿勢をアピールしていたのも衝撃的でした。

知らぬ間に清書される私の仕事、ここでがんばる意味を見失う

そんな私は、初めての子育て・ワンオペ・復職一年目でいっぱいいっぱい。

同じ女性がこうも意地悪できるのか、という体験を目の当たりにし、泣きながら眠りにつくこともありました。

当時、母乳もまだ飲ませていたため、睡眠も不十分な毎日。辛かったです。

心が砕けた出来事とは?

ワンオペ家庭の我が家では、子供が熱を出せば早退するのは必ずママの私。

時短定時で退勤した後や、子供の発熱などで早退した後に、私が手掛けていた業務が知らぬ間に別の形に変えられてしまったことがたびたびありました。

いや、もはやそれが当たり前でした。

私が手掛けていた業務を下書きにして、清書するようにしていいとこ取りをしていたのは、私と同い年で子供のいない女性だったんです…

何をどうしても、理不尽さ、違和感をどうしても拭い去ることはできません。
途中からは一切考えないようにして、心に蓋をして仕事をしていました。

時短勤務は半人前?24時間闘わなくてはならないのか

不景気の会社で重宝されていたのは「子供がおらずめいっぱい残業できる女性」、または「育児で夫や実家・義実家を頼れる女性」たちでした。

会社も育児のサポート要員が後ろにいるママは重宝していました。

ふと周りを見渡せば、常時ワンオペ育児をしているママは私だけです。

他にもかつてはワンオペママやシングルマザーの先輩がいたのですが、とっくに退職していました。

更に追い打ちを掛ける出来事が続きます。

日に日に同い年の子なし女性のネガティブな感情が高まり、ありとあらゆる面で私にぶつかってくるようになったのです。

会社の業績に余裕がなく、子供のいない何人かの女性に仕事の多くを頼らざるを得なかったこともあったのでしょうが…

24時間闘える人材が重宝されるだなんて、いつの時代の会社なんでしょうか。

ここまま
同じ女性でも、子供のいる・いないで分かり合えないことが多かったな

コロナ禍に突入、ワーママとして転職しようと決めた

そして2020年。新型コロナウイルスの大流行が訪れます。

同僚からのマウンティングに追い打ちをかけるようにして、コロナの影響が会社の業績にも厳しさを増し…いよいよ従業員の給与カットが始まりました。

私はここでがんばる意味を見失ってしまいました。

お世話になった上司や先輩もおらず、もはやこの職場にこだわる理由は一つもなく…

ここまま
そうだ私、ママでも転職しよう。

そう決意したのでした。

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